素人でも出来た!原付バイクのチェーン交換で燃費向上!

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バイクのチェーン交換ってどうやってするんだろう。

自転車のパンク修理ですらお店でやって貰ったら1回/1200円とかとられますが、自分で部品を購入して修理を行った場合は1000円あれば3回はできます。

チェーン交換なんてバイク屋に持って行った場合は工賃もだいぶとられるはずだし、自分でやったら安くできるんじゃ?と思い、取り合えずやってみようということで取り掛かりました。

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1.チェーン交換に至った経緯

2018年7月7日、豪雨により、車が水没してしまい廃車になり18年ほど前に購入した原付バイク(マグナ50)に乗らざるをえなくなりました。車をすぐに買えばこんなことしなくてもいいんですけどね(笑)

18年の間にずっと放置していたって訳でもないんですが、滅多に乗っていなかった為にあちらこちらにガタが来ており緊急メンテを実施。

一番酷かったのはチェーンで、伸びきっていた為にだるんだるんの状態。チェーン交換にチャレンジしてみたので、今回はその手順を写真付きで公開いたします。

2.バイクの現状把握

まずは現状として、チェーンのたるみ量。
チェーンのたるみ量の基準は20mm~30mmです。

チェーンのたわみ下限
触らずに自然な状態
チェーンのたわみ上限
上に持ち上げた状態

金指をあてがえばよかったですね。この写真ではわかりにくいかもしれませんが、たるみ量は5cmOver!!
※5cmを超えている場合は絶対に使用しないで下さい!

これはかなりやばいですね。タイヤをずらしてチェーンを引っ張りつつ乗っていたのですが、もう限界まで引っ張っているのでチェーンを交換するしかなさそうです。

チェーンがたるみ過ぎてフレームに接触
フレームに接触\(◎o◎)/

3.チェーンの選定

マグナ50のチェーンは420-100です。※バイクのチェーンカバーの所に書いてあります。

チェーンの数字の意味は420の部分がチェーンのサイズを表し、100の部分がリンク数を表しています。

購入したチェーンはコチラ

RJというのはクリップタイプでジョイントを止めてある事を表します。
強度自体は他のカシメタイプや、エンドレスタイプなどには負けますが、簡単に取り付けできるのかが不安だったので、ペンチやプライヤーで取付できるものにしました。

詳しくはD.I.D公式サイトに書いてあります。

元々このクリップタイプで止めてありますし、原付バイクなのでそこまで速度がでるものではないのでこれで十分でしょう。

4.チェーン交換の手順

前準備として、タイヤをフリーな状態にしておきます。

タイヤの左側
チェーン外れてるのは気にしないで下さい

後ろ側のナットを緩めて、手前側のナットを緩めます。
同様にタイヤの反対側も緩めます。

私の場合はチェーンが伸びきっていて、たるみを吸収する為写真のようにタイヤを一番後ろまで引っ張っていました。

このままでは伸びていない新品のチェーンでは長さが足りない為繋ぐことはできません。緩めたらタイヤは動きますのでとりあえず真ん中より少し前くらいまで移動させておきましょう。

私は取り替える途中に気が付いて「あ、足りねぇ!」となったので、写真はその時にものになっています(笑)

一人で作業される方は後輪は浮かしておくと作業が格段にやりやすいです。私は2人で作業をしたので、1人が持ち上げてもう1人がタイヤを押します。

これで準備完了です。タイヤを回転させてチェーンの繋ぎ部を探してください。

チェーンの繋ぎ目(ジョイントクリップ)
汚すぎてすみません

この部分が繋ぎ目です。(汚れすぎていてぱっと見わかりづらくてすみません)
チェーンの繋ぎ目にクリップがかろうじで見えるかと思います(^_^;)

チェーンの片側を外した状態

外した状態がこの様になります。錆びてたりすると中々外れにくいので、がんばりましょう。
片側が外れるともう片側は簡単に外れると思いますが、もしくっついててなかなか外れない場合は、ここで一回外して外れやすくしておきましょう。

次は取れた片側の部分に新品のチェーンを繋ぎ止めておきます。
(古いチェーンに新しいチェーンを繋ぎます)

軽く留めるだけでもいいと思いますが、私は念のためにクリップできちんと留めておきました。
※留めなくても外れなければ問題ありませんが、途中で外れた場合はもっとめんどくさい事になります。

古いチェーンと新品のチェーンが繋がったので、タイヤを浮かせた状態でタイヤを回すだけで古いチェーンに繋がった新品のチェーンが引っ張られていき、簡単にチェーンを入れ替えることができます。

古いチェーンを外して新品を繋ぐ

新品のチェーンが地面に擦れないように注意してください。(上の写真の様にチェーンの下に紙でも引いておきましょう。異物噛み込み防止です)

作業のし易いところまで繋ぎ目をもってきたらタイヤを下ろして
繋ぎ目を外し、古いチェーンを外して新しいチェーン同士を繋ぎます。

チェーンとジョイント

チェーンの同梱物に新しいジョイントクリップがあるので
こちらを取付します。上の写真の右側のやつです。

繋ぐ前にチェーンがしっかりとスプロケットにかかっている事を確認しておいてくださいね。いつの間にか外れていることがありますので要注意です。

ジョイントクリップは方向がありますので、逆向きにならない様注意してください。
進行方向にUの字の繋がっている方を向けます。覚えにくい場合は外す時に写メっておきましょう!
その通りに付け直せば問題ないですからね。

これでチェーンの交換自体は終了です。意外と簡単ですよね。でもまだ終わりじゃないので続きがありますよ!

このままではチェーンに余裕があるはずなのでたるみを適正な値へもっていきます。

たるみ量の適正値はチェーンの周辺にシールが貼ってあるかと思います。(マグナは貼ってありました)
前述したと思いますが20mm~30mmです。
※必ず自分のバイクにあった適正値を調べてみてくださいね。

チェーンは新品なので次はタイヤの位置を調整していきます。

タイヤ側面のナットは緩めているので後ろ側のナットを回して位置を変更します。

たるみ量を見つつ、タイヤを止める位置が左右でズレの無い様に調整が必要となります。左右がズレてゆがんだままの走行は危険なので慎重に行ってくださいね。

私の個人的な感想としてはチェーンの交換よりここが一番難しかったです。
「位置が決まった!」と思って側面のナットでタイヤを固定したら微妙にずれたり、結構やり直しをしました(^_^;)

左右の目盛りにズレがなくなったらを本締めします。

ズレなく本締めができたらチェーンにグリス塗布をしておきましょう。

5.チェーン交換後の確認

忘れてしまいそうですが、タイヤの位置が変わっていますので、フットブレーキの距離も変わっています。私の場合は距離が短くなったのでだいぶ踏み込まないとブレーキが効かなくなっていました。

ブレーキ調整用のナット

ブレーキはこの部分のナットを回すことで調整できますよ(^o^)/

これは体験談ですが、バイクにまたがった状態だけで確認するより、実際に軽く走行しながら調整した方がいいですね。
またがっただけの調整では結構感覚に違いがありましたので。

交換後のたるみ
交換後の下限
チェーン交換後のたわみ
交換後の上限

しっかり張っていますね!

交換後はフレームに当たっていない

チェーンが垂れ過ぎて当たっていた部分もしっかり浮きました(^o^)

以上でチェーン交換の全工程が終了です!お疲れ様でした!
知識がなくても以外にあっさりできましたので、もしちょっとやってみようかなって人(あまりいないと思いますが)の参考になれば幸いです。

因みに私はチェーン交換をすることで燃費が33㎞/ℓ→52㎞/ℓまで回復しました。なんでここまで燃費が下がったんだろうと思っていたのですが。正にチェーンのたるみが原因だったみたいです。

定期メンテナンスはしっかりやらないと逆に損をしますね(^_^;)

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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